HS655 雪丸 HONDA除雪機 オイルシール交換 「お客様には難しいと思います」?
雪シーズンに向けて除雪機のメンテナンスをしました。
漏れた油で除雪機の下はヌルンヌルンです…
あちこち増し締めしながら原因を調べたのですがオイル漏れは止まらず・・・
「HS655 オイル漏れ 」で検索したところ。
原因はオイルシールかもしれない!と判明!
先駆者がいてネットに情報を上げてくれているので、とてもありがたいです!
さっそく近所のホ〜ムセンタ〜♩○○○♩に行きました。
「すいません。HS655のオイルシールってありますか?」
「無いので取り寄せになります。オイルシールですか?お客様には難しいと思います。」
「オイルシールぶっこ抜いて入れ替えるだけでしょ?」
「だけではないです。お客様には難しいと思います。」
「ベルト外してオイルシール入れ替えるだけでしょ?」
「ふっ(笑)ベルトは付いてません。お客様には難しいです。」
「じゃあいいですわ!(イラっ)」…立ち去る
「あっ!ご注文しますか?」
「お願いします。」
他に行くのも面倒だったので注文しました。
翌々日
オイルシールが届いたので作業開始します。
「だけではないです。」ってあたり難易度は高いのかな?
まずはオイルを抜きます。 ドレンはここですね。
クローラーを張るナットを緩めます。
※クローラー(正式名称を知らずにベルトと言った部分です。いわゆるキャタピラ?)
ガバッと傾けて。
倒れすぎないように水タンクで押さえて。
折ピン?を抜いて、シャフトに刺さったピンを抜くと。 車輪とクローラーが外れました。
クローラーを安定させるプレートを固定しているボルトを外し。
↓緑の矢印のボルトを外してプレートを外し。
(このボルト、取り付け時に締めすぎるとバカになります。なりかけました。)
↑上の赤い矢印の部分がオイルシールです。
錆びたシャフトにペーパーをかけて。
コンコン!っと新品に入れ替え♩↓
古いオイルシールはゴム部分に木ネジを叩きこんで引っ張りました。
左右同じ作業なので反対側の作業風景は省略します。
仕上げにミッションオイルを2L入れて。
※抜いたドレンから入れちゃいます。(赤↓)
水平に戻し、数日置いてオイル漏れがあるかどうか様子を見ます♩ オイル量もチェックしなきゃですね。
終了!!
はい。終了です。
ぶっこ抜いて入れ替えただけです。
お客様には難しいと思います!要素はどこにあったのでしょう???
まあ、ホームセンターとはいえプロですからね。
ホンダの指定も受けてる店だし。
締め付けトルク管理とかしっかりやってるのでしょう。おそらく。
プライドがあるのでしょう。
でも!この作業を難しい!と感じている整備担当者に、うちの大事なマシンを預けようとは思いません。
あのですね。
天井切ってフリップダウンモニター装着。
カーオーディオ取付。(特にホンダ車のめんどいこと…)
車高調装着。
基盤からのルームランプ作製。
ヘッドライトを殻割りしてイカリング取付&LED埋め込み。
これらに比べたら難易度は遥かに低いです。
部品の出所が一緒なら次からは仲間の所で取り寄せます。
無駄にイラッとしなくて済みそうですし。
世の中いろんな人がいますね。